料理が「できる」って何
これはめちゃくちゃ美味しかった肉の画像。
※別ブログの記事を移動しました。一部記事修正有り。
料理ができないコンプレックスを克服すべく、日々作った料理をブログに載せていましたが、
文字更新を毎日できないのでインスタへ載せることにしました!
↓一人暮らし民による料理克服のためのインスタ↓
料理をスキルと捉える話は以前別のブログで書きました。
以下、以前のブログより。
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料理は同人誌。日々アウトプットして誰かに見てもらって…ができると良い。
それはわかっているんだー!
今回の問題は”料理をする”腰を上げた私が”料理ができる”と言えない話。
- 私のこと。
- 言葉のニュアンス
- 婚活での「料理できますか?」について
- 何故家事の中でも「料理」にこだわるのか
- 自分が設定する「できる」の基準
- Mくんの料理が「できる」
- 「できる」は細分化できる
- このブログでやること
私のこと。
Mくん
性別:女
年齢:アラサー
配偶者:なし
居住:実家暮らし → 2018/12よりシェアハウスへ
得意料理:何を持って得意っていうのかわからない
物事に対する自信:そんなものはいつも無い
言葉のニュアンス
「できる」「できない」
「得意」「苦手」
「好き」「嫌い」
全部似ているようで似ていないものだと思います。
なおかつ、「苦手」「嫌い」のようなマイナス感情丸出し言葉に対しての回避策は
「得意ではない」「好きではない」
という肯定に否定を重ねるものです。(よくやる)
婚活での「料理できますか?」について
正直「答えるのが難しいから聞かないでくれ」と思う質問№1。
「できるか」と聞かれると困ります。
逆に「できない」と言い切るのか?という話になりますが…それも癪なんです。
Mくんは「できない」という言葉を「スキル習得0%」のように捉えてしまいます。
「台所に時々立つようになり、多少スキルを小出しするようになったのだから0%ではないはず」と。
じゃあ「できるの」?と聞かれると「う~~~ん…(できると思った事がない)」。
Mくんは
- 「できる」「できない」→わからない(できると思ったことがない)
- 「得意」「苦手」→わからない(どっちでもない)
- 「好き」「嫌い」→めんどくさい(から基本は嫌いなんだと思う。でもそれを言い切ると印象悪いのはわかる)
という。
「嫌い」についての理由も明白です。
- めんどくさい
- 時間がかかる
- 料理中言われたことを次台所に立つまで覚えていない
- 以前何を作ったのか覚えていない
という。
おそらく覚える気がないから覚えていない。
「あ~~~~ラーメンなんて3分でできるのにな」という「時間を浪費」しているように思えてしまうこと。
料理は手間暇をかけて!なんていいますが、正直3分でできるラーメンの方が手間も暇もかけてないからMくんは好き。
Mくん「嫌いって言うと否定が全面に出るから好きじゃないって言っちゃう」
母「でもそれ裏を返せば嫌いじゃん。相手からしたら拒否に感じるじゃん」
Mくん「やらなきゃいけないときはやる。完全拒否ではない」
母「じゃあ苦手って言えば?」
Mくん「「苦手」っていうのは「やってみたけど結果失敗に終わる」みたいなイメージだからなんか違う。料理は完成してる」
と堂々巡り。
Mくんは母とこういう話をするとことごとく噛み合わない。
何故家事の中でも「料理」にこだわるのか
おそらく私が衣食住の中で一番「必要」だと思っているから。
その「必要」の理由は自分の「好き」にもつながります。
- 衣:安くて良いものを着れれば良い。ブランド買わなくても生きれる。
- 食:食べるのが好き!美味しいものが食べたい!栄養失調で倒れたくない。
- 住:インテリアにさほど興味がない。とりあえず自分が休めればいい。掃除?やらなくても生きれる。
食べることが好き。食べるのを面倒くさいと思ったことが無い。
栄養が偏ると体にガタが来るのがわかる。
じゃあ「料理」は?
面倒くさいから好きじゃない。これは先ほども話しました。
そもそも料理が「できる」と言い切れないことが大きなコンプレックス、なんですよね。
自分が人一倍「生きるのに必要」だと思っているから。
でも、いざ作ろうとすると全てが面倒くさくなって「食えりゃいいじゃん」ってなる。
その「食えりゃいいじゃん」が人に出せるものなのか…と言われると心底困ります。
婚活して未来ビジョンを考えると困りまくる。
子供に体に悪そうな薬品ばかり食わせるわけにいかない。
将来ずっと一人で暮らしていくとしても、毎日ラーメンばかり食べていては困る。
大富豪でもない。節約するには自炊。
作るのは好きじゃない、けど必要。とっても面倒な相手だと思います。
自分が設定する「できる」の基準
それは日々の生活が肝なんだと気づきました。
逆に言えば日々見ている物事の完成度やスキルが高ければ高いほど、それが自分の中で「できる」と言い切る「基準」になる。
裏を返せば周りの人間が誰もやったことの無い物事に対しては死ぬほど「できる」のハードルが低いのかもしれません。
できる、っていうか、できたー!ってなりそう。
Mくん、
人に対して「できてるじゃん」と思うハードルはめちゃくちゃ低いのに、
自分に対して「できてるじゃん」と思うハードルはめちゃくちゃ高い。
Mくんの料理が「できる」
日々母の行動を見ているMくんの「料理ができる」基準はそこに準拠してしまいます。
- レシピを見ずに作れる
- ありものを見て献立を考える事が出来る
- 残り物を別のものに作り変えることができる
- 炒め物、煮物、揚げ物、全部できる
- いまどき調理の手間を省く商品が色々あるけれど、その商品が無くても同じものが作れる
- 効率よく一度に何品もの調理に手を付けられる
- 具材に対して栄養価を考えられる
- 具材の扱いに伴う栄養の損失などを知っている
- 与えられた具材が「食べられるもの」であれば何を与えられても下処理ができる
And more...
これが全てできてMくんの「料理ができる」になっていたわけです。
母「アンタ、30年も主婦やってる私と比べるのがまちがっとるわ!」
ごもっともです。
でも私はそれ以外の基準がわからない。
「できる」は細分化できる
親父ギャグを言ってしまった気分です。
Mくん「料理は”好きじゃない”」
Mくん「何でと聞かれたら”自分では出来ると思ったことが無いから”」
Mくん「じゃあ”できないの?”と言われると腹立つ」
Mくん「”できる”に対して私のハードル設定がめちゃくちゃ高いところに原因があるのはわかる」
Mくん「そのハードルの下げ方がわからん」
コスプレイヤーさん「ハードルの基準が他者だとそうなっちゃうかも。自分基準オンリーにしてみたら?」
と返信を頂きました。
このコメントに対し返事を打つ時に気づいたんです。
レイヤーさんのTwitterアイコンはコスプレ写真。
彼の写真が完成されるまで、何が起きているんだ?と。
例えばスーパー凄いレイヤーさんがいたとします。
- イベントスケジュールを立てれる
- ポージングが取れる
- ウィッグを作れる
- 服を作れる
- 化粧ができる
- 写真が撮れる
じゃあこれ、例えばコスプレ写真を撮るのに
- イベントスケジュールを立てれる
- ポージングが取れる
- ウィッグは既製品 →自分でやってない
- 服も既製品 →自分でやってない
- 化粧はやってもらった →自分でやってない
- 写真はカメラマン →自分でやってない
の状態の人はコスプレができないと言いきれるのか?
という考えに至りました。
いやいやいや、出来てるっしょ。
最低限①が出来ていて、②を習得すると写真が撮れる。
料理に置き換えます。
①食材を洗える
②食材を切れる
--------ここまでが最低限の「できなければならない」事だとする--------
③サラダができる
③炒め物ができる
③煮物ができる
①と②が出来ていて、③のどれかを習得すればいいのでは?
サラダは置いておくとして、
「炒め物ができる」に対して最初は普通に塩コショウのスタンダードで調理。その時点で炒め物が「できる」か「できない」かの観点で言えば「できる」ことになる。
それって例えばコスプレでいう
「服を作れる」について「ジャケットを作れる」とか「スカートを作れる」とイコールでは?
なにも「ジャケット」「スカート」どちらも作成していないとコスプレができないのかといわれたらNOですね…。
細分化することにより、全部の技術をマスターしていなくても
「炒め物ができるよ」
「ジャケットを作れるよ」
という状態にはなります。
炒め物の味付けに対して「中華」「和風」「洋風」などにチャレンジすることは、イコール、ジャケットを作ることで例えれば「トレンチ」「革ジャン」「ダッフル」と一緒ですね。
このブログでやること
①料理に対して目標を細分化しよう
今日は何々をクリアする!と決めて消化していけば、おのずと「できること」が増えていくはず!
②何をどう作ったか記録に残そう
何作ったか覚えてないことがほとんどなので、ブログに書いていこうと思います。
そうすれば作ったことの有無が判断できる。
見直した時に「私これ作れる(できる)じゃん~」と思い返せるはず。
…と思っていたのですが、何とまぁMくんは2018年12月末からシェアハウスで一人暮らしを始めました。
シェアハウスに行く理由も料理コンプレックス克服+自立していると言えない後ろめたさから決定。
必然的に自炊が待っている!ので、日々どんな人間らしい飯(※インスタントやジャンクフードだけで生きるのではなく、見栄えもそれなりに見える人間の飯)を食べたのか、随時インスタへアップロードしていく習慣をつけて、記録を取っていこうと思います。
P.S
私の大きな壁であり、比べてしまう対象であり、判断基準となっている母親が言いました。
「私も料理できるって思ったことない」
お、おい~~~~~!!!!!
(惣菜屋で自分の作ったおかずを売っていた人種がそれを言うのか!)
完。