二次創作の作品傾向と自分の生活&性格は近い話
皆さんは自分が二次創作をするときに
「見れるし美味しいのに描けない」
という事態に陥ったことがありますか?
Mくんはあります。常にあります。
その原因も何となくわかっています。
自分の人生で得たこと、行動したこと、受けたこと全てが原因だ
と。
11年前に腐って、
10年前に食わず嫌いになって、
7年前くらいに視野が広がったのと同時に「読めるのに描けない」が発動していて、
5年前くらいに「もしかして」と気づいて。
Mくんの傾向を語ります。
皆さんも一度
「自分で生産するもの」
「自分で生産できないもの」
を分析すると面白い結果や気づきが得られるかもしれません。
読めるけど描けないに至るまで
腐ったばかりの頃
高校時代、スマートフォンは無く、同人サイトはHTMLで組むのが主流だった頃です。
Mくん宅にはPCがありませんでした。
友人はみんなPCが自宅にあって、自分の家で自分の好きなようにネットを検索できた時期。
紆余曲折あり、自宅にPCが無いが故に学校の先生に馬鹿にされ(キーボードが打てないから)、泣き喚いてPCを買ってもらった。
ネット開通後、某忍者ジャンルのファンだったMくんは意気揚々と検索をします。
○○○サーチ
今で言うPixivの作品タグ別に検索サイトがある感じです。
何か絵の上手い人たちがサイトでいっぱい絵をあげてる!!!!
と思い、色々巡りました。
当時から好きなキャラはいたのでその子を中心に検索しているとヒットするBL。
中学の時に部活の仲間が「Mくんってサnゾr?ゾrサn?」と聞いてきたこと、この時ようやく理解しました。
※あの時は「何のこと?」「どういう意味?」と聞いたら「わからないならいいや~」と言われた。
この頃は人気サイトがヒットする=摂取する=王道を多く食べる=それが好きになる
だったので、超王道ばかり見ていました。
Mくん、この時期はライバル×主人公とか大人×子供とか進んで見てたんです。
絵を描き始めたら起こった「苦手意識」
「私もBLを描いてみたい」
そう思い始めました。
摂取したものが好きになる、だから私も描いてみたい。
Mくんは同人絵描きとなりました。
するとどうでしょう!
描く前より何かこだわりが強いんですけど…!?
この子は攻めじゃないとやだ~
逆CP無理~
受けはこんなことしない~
は~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!(クソデカため息)
何故か妙なこだわりが生まれます。
そして逆CPの人よくわからないという思考に陥ります。
昔、部活の先輩が放置していったスケブに落書きして
自CP最高~~~~~~~~!!!!!!!逆CPほんと全然意味わかんないし地雷です~~~~~~~~!!!!!!
とか書いた自分を殺してくれ…!殺して…!
当時は高校生だったので若気の至りだと思ってあの頃の私に深く反省をしています。
でもこれがネット上での発言じゃなくて良かった。
あくまで紙の上だ…。
自分だけの価値観で凝り固まって、他人の好きなものを「許容」できず、「理解」しようともしない昔の私ーーー!!!
視野を広げるきっかけ
は、ヴァ○ガードで同人をしたこと。
あの頃の私は同人も楽しいけれど、それと同時にみんなでカードゲームをしたり、ショップ大会に出たり、イベントに行ったりする事がとても楽しかったです。
今までは同じようなCPを好きな人と交流していたけれど、ここで一気に崩れます。
逆CP、攻め違い、受け違い、人外、etc...
本当にいろんな人と交流させてもらいました。
しかもみんなカードゲームをすることが楽しい故に誰が何のCPだろうと別に非難しませんし、話題は二次創作でなくても沢山ある。
カードゲーマーはカードゲーマーで「強いデッキで組んでないとdisられる」「ファンデッキwwwとsageられて舐めたプレイされる」など色々問題はありました。
まず、カードゲームのプレイスタイルで性格が出るんですよ。
私の周りには「自分の好きなものを好きなように使う」人たちが集まりました。
お互いの「好き」を尊重し、「好き」が同じでなくても楽しめる環境にいけたのです。
二次創作も同じです。
そうしてMくんは自CPだけではなく、色んなものを見るようになりました。
しかし思うのです。
読めるのに描けないCPがあるぞ…!?(なんでや)
と。
作品傾向
Mくんのイキザマがおおっぴらになってしまうので恥ずかしいけど書いちゃうぞ!
マイナーを選びがち
Mくんは
「人と違うものがいい」
「人と争って一番人気を勝ち取れないくらいなら、人と争わずに自分の許容範囲のものをもらおう」
と思います。
これは幼稚園児のときからです。
争いを避けがち
具体例を出しましょうか。
セー○ームーンごっこをします。
例えば1番人気がセー○ームーンだとします。そうするとセー○ームーンをやりたい女の子が殺到します。
大体幼稚園児くらいなんて「私がやるのよ!!!!!!!!!」と我先に!を発揮した女の子が勝ち取っていきます。
セー○ームーンになりたかった女の子はなれずにしょんぼりします。
しょんぼりする回数が増えていくと「○○ちゃんがセー○ームーンをやるから私はなれない」という気持ちが高まります。
そんな時母に言われた言葉。
「みんながやりたいものはゲットできないかもしれないから、自分が「これも好き」「これなら嫌じゃない気持ちでやれる」って思ったものに立候補してみたら?」
今思うと「確かにな」ですし、「私の回避方法そのもの」なんですよ。
セーラー○ーンは人気が殺到するから選ばず、セーラー○ーズも好きだからそっちを最初から選ぶ。
そうすると自動的に○ーズが手元にきます。
中学の時もそうでした。
教育に熱心な学校なので、行動の全てが成績表に書かれます。
委員決め。クラス30人いたら20人くらいがやれる。親からは「成績表の為にやりなさい」と言われます。
自分がやりたいのは「広報委員」「放送委員」あたり。自分がやりたい=みんなもやりたい=人気殺到。
人気殺到な委員はじゃんけんや投票制で決まります。私は争って負けて、自分が”嫌”と言う気持ちを抱えたまま希望じゃない仕事をするのが嫌でした。
成績表の為に委員は勝ち取らなきゃならない。じゃあ最初から自分が嫌な気持ちにならない、かつ確実に取れる委員を取りに行くべきだ、と。
結果、Mくんは真っ先に「給食委員」を取りに行きます。
みんなが飲んだ牛乳片付けるのは嫌だけど、超嫌なわけじゃないし、それ以外に大きい仕事無いし!楽じゃん!笑
そうして3年間給食委員を続けたMくんは、学年の誰よりも先に「委員長」のポジションを頂きましたとさ(完)
部活選びもそんな感じです。人がいっぱいいて、スタメンを争わなきゃいけないようなところには入りません。
段も持ってない、一度も試合で勝ったことがない私が剣道部で大将をやっていた事実は忘れませんよ!!!!!!
こうして意識的に「人気=近寄らないようにしよう」になります。
人と違うものがいい
人気所を選ばなくなるMくんは次第に「人と違うことをしよ~!その方が面白そうだし」と思うようになります。
人と違うことをする=大衆の輪から外れる=自分だけ特別…?!
みたいなのあるでしょ、あるある。
マイナーCPばかり選ぶ人は「マイナーな俺カッコ良い」と思っているんでしょう!?
という意見をどこかで見たような気がします。
大体その意見に「NO」を言うマイナーCPさんが多いイメージですが、Mくん的には半分「YES」。
MくんがマイナーCPを選ぶ時って
①マイナーだと確信して突っ込んでいく
②関係性がめっちゃあるからそれなりに人気だと思ったらマイナーだった
の2パターンあります。
①を選んでる時は大体「好き×好き=好き」という思考が働いています。
同時に「このCP私しかおらんでしょ」という思考も働きます。そのとおり!笑
②の時は関係性を見て選んだ時ですね。
というわけで、Mくんはマイナーを選びがち。
下克上から動かない(動けない)
年下×年上、部下×上司、命令される側×命令する側…
そんな立場が下な人間×目上の人間なカップリングが好きです。
さらに言えばここだけは本当にひっくり返せないんです。
何故なら幼稚園~大学まで
Mくん下に見られがち。
友人のお母さんに言われました。
「ウチの娘は○○ができて~○○もできるんですよ~!」
「Mくん、塾は○○なの?ウチの娘は○○で勉強いっぱいしてるのよ~!」
※これは「ウチの娘の方がMくんより出来るのよ」アピール
高校の教師にいわれました。
「そんなことも出来ないんですか」
※自宅にPCが無かったが故に情報の授業でわからない事が多かったので質問攻めしたら言われた
大学の教授に言われました。
「専門学校卒の子、僕は不安です」
「マイナビリクナビに載っている就職先ばかり狙わないでほしい」
※専門から大学に編入したので偏差値が低い&卒業が出来ないと思われていた
※これは「自分のゼミから失敗学生を出したくない」アピール
全部「結果を見る前」もしくは「やる気になる前」に言われた言葉ですね。
全部見返してやりました!(完)
Mくんの3拍子
①できると言えない(どこまでできたらできると言えるのかわからないから)
②悔しい気持ち=やる気につながる
③過程を見せず結果だけ出す
ウチの子アピールをしてきたお母さんの子供より成績は上でした。私の進学先を知ったタイミングで気づいたそう。 →自分の成績なんて周りに言いふらしませんよ…
情報の授業ではクラスで2番目の成績を収めました。 →悔しさのあまりPCにドハマリした結果ですね
大学はストレートに卒業、就職先はマイナビリクナビに載ってるところ →見たか!こんにゃろ~!
上から目線奴~~~~~~!!!!受け!!!!
下克上ばんざ~~~~~~~~~い!!!!!!
って口癖で言ってしまうのは「マウントとってくる相手はねじ伏せるぞ」の表れなんだと思います。
(受けになりがち)
すぐ別れる自CP
これも経験。
「自分達のやりたい夢を叶えるために別れる」
尚、Mくんも初彼とこの理由で別れました。
Mくんの叶えたい事に向かう過程で、ちょっと重荷になってしまったが故です。
(いつも生産する自CPほど綺麗な別れ方ではなかったな…)
例えば
サッカー少年同士であれば「俺はプロになる」「俺は別の道で極める」「さよならだ」
だし、
地方出身少年同士であれば「俺は実家を継ぐ」「俺はここに残って夢を叶える」「さよならだ」
だし、
ハイパー学力少年同士であれば「俺はエリート学校に行って親を支える」「俺は海外に行く仕事の為に別の学校に行く」「さよならだ」
になるんですよ。
二度と会わなくなるなんて思わずにいたから俺たちはお互いに手を離した自CP…
「2032」は自CPソング。
再会するエンドもあります。ちゃんとある。でも一回別れる!
別れを考えて今を生きるのは私の悪い癖で~~~~す!!!!
自CPがくっつくまで、ばかり描く
Mくん、まともにド直球で絵に描いたような恋愛をしたことがありません。
くっつくまでは描けるんですが、その先をあまり妄想しないんですよ。
くっついた後どうするか、よりも、くっつくまでの過程を考えている方が楽しいタイプ。
原因①:くっついたその先のイチャイチャがイマイチわからないから
くっついた後のいちゃいちゃらぶらぶ、って、私が過去の経験上いちゃいちゃらぶらぶしてきて無いのと、
自宅でも両親がいちゃいちゃらぶらぶという現場が無かったのもあると思います。
(最近彼女ができた弟からいちゃいちゃらぶらぶしてる近況報告ラインが送られてきて甘すぎて砂糖を吐きそうになりがち)
原因②:ゴールを立てる癖があるから
Mくん、部活動をやるにしても習い事をやるにしてもある一定の目標を立てて、それを完遂するまでやめられま10という生活を送っていました。
例えば部活動であれば「3年続ける」、習い事であれば「資格を取るまで続ける」。
これは物事を途中で無責任に放棄しない、ちゃんとやり遂げる癖をつけるための母の教育方針。
ゴールを設定し、そこに至るまでプロセスを順番に踏む。
そしてゴールをした瞬間「やりきったぜ!!!!!!!!」という気持ちと共に「グッバイ!!!!次の新しいこと!!!!!!!!」となる。
多分それと一緒なんですよね。
自CPを「くっつける」ことが創作における「一種のゴール」になっている。
ごめんな~~~~自CP…その後を全然描いてあげられなくて…。
しかもすぐ別れさせるしな!
尚、Mくんが「自CPの本を一冊出すと自CPの界隈から消えてしまう」原理もこれと一緒。
(ちなみに一度、同人誌を「イベントまでに完成させる(ゴール)」と思いすぎて、無茶苦茶なスケジュールを引いているのに私は無理して倒れたんですよね~!)
(「誰も困らない」「自分だけの問題」に対し「諦める」ことを覚えろ、といわれた話はまたいつか書きたいです)
モブレ○プとその後
※非現実的創作物という観点でお聞きください。
これはつい先日気づいたこと。
Mくん、モブレ○プを描ける人間なのですが、実は自分の創作にはある共通点がありました。
①レ○プ後は絶対雌堕ちもしくは完堕ちする
②レ○プされた人間は「嫌」という感情で終わらない
③堕ちたらハッピーエンドだと思っている
Mくんの友人もレ○プを書ける人なので聞いてみました。
Mくん「レ○プ後に雌堕ちとか完堕ちってする?」
友人「そういえばしないかも」
Mくん「嫌がってた後ってセッ○ス漬けにして本人幸せそうだからハッピーエンド、みたいなのになる?」
友人「ならないな…嫌がってたら最後まで嫌がってるし、嫌だという感情を抱きながらフィニッシュするかも」
Mくん「誰か助けに来たりは?」
友人「しないな…」
Mくん「私が描くと既に雌堕ち完了してる人が友人引き連れてきちゃうんだよね。受けが雌堕ちしてたら攻め連れてくる」
友人「それもないかも…」
レ○プもの一つとっても全然違う。
尚、友人はMくんが描くものを「読むけど書けない」、Mくんは友人の書くものを「読むけど描けない」なんでしょうね。
(どうしても雌堕ちしがち)
多分、この根底には
終わりよければ全て良し!本人がハッピーだったらハッピーエンド!物事は全て自分に対してハッピーに出来ている!ハッピーはみんなで共有した方が楽しい!
みたいな性格のせいでは…?と思いました。
・雌堕ち快楽堕ち→本人的にはハッピーエンドでしょ、最終的には嫌がって無いし
・雌堕ちした受けが攻めを巻き添えにする→楽しいことは共有しよう
なのでは…?と。
(大体何事もプラスに捉えがち)
ちなみにMくんは、
モブとハッピーエンドもあるんだよ教
なので、夢小説のノリでモブ=俺と前提して顔の出ないモブに攻めをやらせて自宅で仲良しセッ○ス…というのもよくやります。
私の同人誌にはモブとラブラブハッピーエンド本もあります。
自己分析後に思ったこと
作品傾向、めっちゃ私生活に影響してるじゃん…!
まぁでも、分析できたからといって、
自分の好きなものを辞めるつもりはさらさらな~~~~~~い!!!
描けないものを無理に描くつもりもな~~~~~~~~~~い!!!
無理なものは無理だからしょうがない(結論)
と、気づいたのは5年くらい前。
記載したもの以外にも沢山あります。何故ロボットの腕はもげるのに人間はもげないのか、息をするように女の子へち○ぽつけたりするのか、とか。
これも明確にわかる。けどブログに書くとちょっと内容が難しくなるので割愛します。
絵のリクエストを受け付ける際もよく言っているのは
「描けないカップリングはコンビ程度になるかもしれません」
というフレーズ。仕方ない。
逆に言えば
自分が生産できる物=人が「読めるのに生産できないもの」
だったりもします。
「ふたなり好きなんだけど描けないんだよね(Mくんの描くやつ美味しい)」
とか
「アヘ顔好きなんだけど(以下略)」
とか、結構言ってもらえました。
逆に私も、私が描けないものを友人が生産してくれる。
WIN-WINじゃん!
「何故これを好きなのか」がわかるだけで自分の生活や性格が見える気がします。
みんなも是非自己分析してみてください!