えんがわだいすき

社会人腐女子が日常生活の中で感じたことのメモ。

受け攻め非固定50CP本を4人で出した話

これは今後のためにも書きとめておかなきゃいけない気がしたので書きます。

7年付き合いのある友人たちと7年ぶりに「同じジャンル」で「本を出す」までに至り、
そしてその内容が「受け攻め非固定50CP闇鍋本」だった話。

※正しくは本文20CP+ペーパー30CPの計50CPである
※男装女装オメガバ腐男子腐女子化なんでもあり本
※メンバー4人中雑食は1人しかいない
※ペーパー30CPはまさかのくじ引きで受け攻めを決める闇の遊び

 結論:同人誌は楽しく作るものだ

今回の50CP本で学んだこと

・好きなことには全力を注ぐ事
・見えている誰か特定の人の為に「描こう」と思えるのはとても良い事
・くじけそうになったら励ましあうといい(「オレは!お前の!同人誌が!見たい!!」)
・「楽しい」と思って作業することは良い事
・完成が待ち遠しいと感じることは良い事
・自分の作りたいものを作る事
・多少むちゃくちゃでも「やってみる」ことは良い事
・絶対に無理はしない事

どんな本を作ったの

「7年ぶりに同じジャンルで活動するんだし合同で本出そうぜー!」
「え?合同誌にするの?CPって何かいてもいいの?描きたいものいっぱいあるんだけど」
という雑な会話から始まりました。

①描く受け攻めは問わない(好きにどうぞ)
②自分の描きたいカップリングを描け
③持ちページ数10Pの中であれば何CPでも良い
④漫画はCP毎に分けても1つの通しのお話でも良い
⑤他のメンバーが描いたものに文句は言わない
⑥とりあえず適当に描いてくれ

を念頭において見切り発車で合同本を作った。ら、20CP(本)+30CP(ペーパー)=50CPが出来た。
30CPなんて旅行に行った時に雑に遊んだ闇鍋すごろく(※1)で自分がくじで引いたCPですからね…。
普段私が描かないCP描きましたよ!?私このジャンルで描けない!ってレベルのもの無くてよかった…(みんな引いたものには責任を持って描いた)

※1 腐女子すごろく(検索してみてください)をプレイ。止まったコマで語るCPはくじ引きで決定。先に引いたキャラ=攻め、後に引いたキャラ=受け、でCPを決めて語る遊び

メンバー紹介

Mくん(私)
カップリングをマトリクス状に掛け算して複雑骨折(AB、BC、CD、BD…と受け攻めピラミッドがある)するタイプ。
可愛い子(当社比)には攻めをさせよ。
スーパー攻め様(当社比)には受けをさせよ。

Aたん
雑食。これぞ雑食。受け攻めは全部ひっくり返して全部食える。
ショタコンらしいショタコン。かゆいところに手が届くものを描ける。

Yちゃん
私と完全に逆パターンで複雑骨折し受け攻めを決めていくタイプ。新しい作品にはまると大概Mくんと逆CP芸人をしている。
(ただし人外受けは合致する)
攻めの彼氏面が好きで、受けから入って攻めに堕ちているタイプ。

MKちゃん
エロはあまり描けないと言うだけあって作品はドピュア。なのに口を開けば大変な事になる(超面白い)。
MくんとのCP適合率80%、YちゃんとのCP適合率0%、みたいな感じ。でもMくんと解釈にズレがある。
CPが定まったらわりと描くものは一定なタイプ。
きっと闇鍋すごろくしなかったら出会わなかったCPが彼女にはいっぱいある。

よくあるコント

パターン1
Mくん「Yちゃんの描く攻めの受けがほしい」
Yちゃん「Mくんの描く攻めの受けが欲しい」
※お互いに逆CPだが好きなシチュエーションや動かし方が一致しているので話は合うのにいつも結論が逆になる。

パターン2
MKちゃん「Yちゃんとの適合率を上げるべく!○○のジャンル!」
Yちゃん「AB」
MKちゃん「BAー!じゃあ○○!」
Yちゃん「CD」
MKちゃん「DCー!」
※この間Aたんがゲラゲラ笑っている

パターン3
Mくん「私がABだからYちゃんはBAだと思うしBA好きだと思うよ」
Yちゃん「見た。BA、わかる」
Aたん「私はリバ」
Mくん/Yちゃん「「安定!!」」

パターン4
Mくん「EFでE視点で物を描く。EはFに◎して欲しい」
MKちゃん「EFでF視点で物を描く。EはFに△して欲しい」
ズレとるやん
Aたん「FEでEはFに×して欲しい」
Yちゃん「FEでEはFに◎して欲しい」
Mくん「Yちゃんそれ私も」
逆CPで解釈一致

人の好きなものを否定しない

きっとこれがみんなの中にあったので、このメンバーで楽しく合同誌を作れたんだと思います。
じゃなかったら誰かが描いたABと誰かが描いたBAが混在する本が出るわけねーだろ!(CV香○美タ○ガ)
\そーだ!/\そーだ!/
長年付き合っていると傾向なんて手にとるようにわかるし、
「俺はAB、君はBA、きっとそう」
というスタンスで物事を進めます。
たまに外れるとびっくりしますけど。

逆に「自分はAB描けないけど君のABなら食うからくれ」とこじきまで始まり。
需要と供給が妙な形で成り立っている…。

同人環境がとにかく良かった

とあるご友人がこう言ったそうです。
「何その本!挑戦状!?(面白い)」
大爆笑しました。

発行したイベントはグッコミ。つまり比較的「女性向け」をターゲットにしたイベントです。
※シティとかインテとかは比較的女性が客層に多いイメージ

くどく言いますが
「キャラの受け攻めがぐちゃぐちゃ」本を、このご時勢(2018年@平成最後の夏)に出しました。
そりゃ挑戦状って言われるわ!笑

自分の好きは他人の嫌い、というのは十分承知しています。
私にだって食えないCPや性癖があります。あります(大事二回言)。
他人の好きは自分の嫌い。でもその嫌いに対して「何で好きなの!?」「どうして!?」なんて思わないというか…。
人間は十人十色なので「まぁ好きな人もいるでしょそりゃ」位に思っています。
「何故」って問いたってその人は私じゃない。私じゃないから趣味思考は違うに決まってる。
逆に私の自CPが苦手な人から「何故」を問われても理由なんて明確に言えませんし、好きなものは好きだからしょうがないって感じです。

私、チョコミントがそんなに好きじゃないんですけど、
TLで「チョコミント大好き!チョコミン党!今日発売のアイス買ってきた!ヤッホホイ!」って楽しそうにしてる人に
「チョコミント苦手なんで私のTLに流さないでください!」とか「何でチョコミント好きなんですか!?」という事は言いません。
「おいしそうに食べてんな~」くらいに思っています。
カフェ行った時に友人が目の前でチョコミント食べてようが「好きなんだなぁ」くらいにしか思いません。
でも私は自らチョコミントを買うことはありません。

これを同人にたとえると、
「君はABが好き」「私はBAが好き」「逆CP食えない(もしくは見れるけど描けない)」「けど君がABを語る分には”楽しそうにしてんな”と思っている」「自分はABを買わない」
でしょうか。
私の中の好き嫌いの共有ってそういう感じです。

今回50CP本を出させてもらった界隈はわりと上記のような「俺は俺、君は君」の対応の方が多く、
「CPぐちゃぐちゃ本出すぜ!」と宣伝したときに特に苦情を言われるでもなく、
本に含まれている内容に地雷がある人も「何か楽しそうな事してんな」くらいでスルーしてくださっていたと思います。
本当にありがたいです。

このジャンルでこの界隈の人たちじゃなかったら出なかったかもしれない。
感謝です。

みんなの反応

なんと開始1時間弱、午前中で予定数が完売しました。
マジでチビるかと…。
買ってくださった方に「闇鍋本楽しみにしていました」と多くお声をもらいました。
なんて嬉しいことだろう…。正直需要って私たち4人だけだと思っていたので。
完売後も再販希望の声が多く、ありがたいことに増刷することになりました。
あと、私たちが口をそろえて「闇鍋本」って言ってたのもあって本のタイトルを「闇鍋本」と間違われる方が多くいました…笑

ほんと、皆さんありがとうございました。

「楽しい」を「楽しく」

これに尽きるなぁ~と思いました。楽しいという感情を楽しく得る。
同人誌を作ると技術面的に壁にぶつかってしんどいと思う時ってあるはず。それはきっと誰もが通る道だと思います。
私も常日頃「(思うように描けないから)絵が下手だ~」って言ってます。もうこればっかりは練習と習得するしかないなぁと。
ただ「こんな本誰にも興味持ってもらえない」とか「誰かの地雷かも」とか外的要因に悩んでいる人がいたら、
「見えない誰か」の評価とか気持ちとかに左右されてしんどくなってるかもしれません。
励ましてくれる仲間を作れ!なんてきれいごとは言いません。(作れって言われて作れたらもう作っとるわ!って思うし)
その代わり、自分の作っているものを「楽しみだ」と面と向かって言ってくれた人がいればその人の元へ届くように、
そんな人誰もいなーい!というのであれば「俺が欲しいから俺の為に作るんじゃ!」という意気込みで作ってみてはどうでしょうか。
あとは「完成が楽しみ(→完成形が見たい、見るには原稿出さなきゃ)」という気持ちを持つのもかなりモチベーションになりました。
楽しいを楽しく作ろう。

自分も迷ったら、この記事読み返したいなと思って今回書きました。
これからも同人楽しくやろう。